リトリントン・ホワイトホース Litlington White Horse
4つ目のヒルフィギュアはアリフリストンから南下2kmのリトリントン(Litlington)村の南西の丘にある。
村に入る前に右手前方に見えてきた。少し遠いがフルにズームアップしてカメラに収める。こちらは初の対面だ。
小さな村を過ぎたところで再び右手により近くホワイトホースが見える。極めて狭いローカルロードだが、路肩に止めて再度撮影する。
帰国して写真を整理していて気が付いた。2枚の写真で馬の形がかなり変わって見えることに。丘の斜面にあるのだから見る方向によって違うのは当たり前ではあるが、
目で見ているだけでは気が付かなかったことだ。写真右上が村の手前、下が村を過ぎてからだ。前足、首、尻尾が特に違って見える。
大きさは、幅約28m、高さ約20mと小振りが、姿が良いし、走っているような躍動感がある。
このホワイトホースにも面白い伝説がある。
リトリントンには今は失われたホワイトホースがあったのだという。最初のホワイトホースは1836年にヴィクトリア女王の即位を祝うために造られた。
近くの農場の若い兄弟が、丘の斜面に露出した石灰岩が馬の頭に見えたことから体を掘り加え完成したのだ。
新しいホワイトホースは1924年、最初のホワイトホースを造ったウイリアム・アデ(William Ade)の息子のジョン・T・アデ(John T Ade)が
月夜の晩に一人で切り出し、村人を驚かせたというのである。
一人で一晩に切り出すことは他の例からしても信用できないことなのだという。そこが伝説の所以だ。
このホワイトホースも1930年に戦争の影響でカモフラージュされ、元に戻されたのは1949年のことだという。現在はナショナル・トラストの管理だ。
Address | Litlington, East Sussex |
Telephone | - |
Web Site | Litlington White Horse |
詳細はWeb Siteなどでご確認ください。
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